げどう塾

ATLUS系ゲームについての忘備録

d2 カムバック

遊びやすくなって帰ってきました。

まずは何が面白いのかを把握するところから始めたい。次に快適なプレイを妨げる要素が何であるかを明らかにし、それが解消されたというアピールをして遊び方を説明してフィニッシュ。

↑デュエル唯一の至福の時。

d2の強み

スマホで遊べる女神転生は十分なポテンシャルを持っていると言える、3Dモデリングは下請け会社の独自製作のようだが非常に高いクオリティを持っており、本家と遜色がない。戦闘システムはスマホ用にチューンされており、また本作独自の特徴としてオートAIがそれなりに賢い*1のでオートでどういう動きをするか見ながら調整を加えて高難易度のクエストを周回するなどもできる。烙印で悪魔の各種ステータスを原作以上に細かくいじれるのでこれを調節しながら限られたリソースをやりくりして強敵を倒す面白さもまた原作にはないものと言っていい。

こいつ調整がダメだ、なにもかダメだ。

とにかくリソース配給料が渋い、開始直後はありとあらゆるリソースが塩配給で中盤に大きく横たわる壁の存在がすぐさまあらわになったのは既に述べた通りである。悪魔を作るマグネタイトアウラからの供給量がだいぶ増えた*2、悪魔のステアップ、覚醒スキル解放の霊子も敵編成とドロップ率が変わりかなりマシになった、烙印も1〜9のドロップ率が増えたことで神烙印ではないものの良烙印くらいは掘れる。と、かなりマシである。

デュエルもランダムマッチを導入して大きくゲーム性が変化した、カムバックするには美味しい変更なのでゲーム性がクソ故にシステムの強みとしては一切あげなかったが一応後で説明を加える。後ログインボーナスが大幅に変化するなど運営が初心者〜中級者は嬉しいアイテムを積極的に配るようになったよ、アウラで高位召喚札が落ちたら歓喜する時代は終わった。

どこまで遊ぶのか

コンテンツが全然ほとんど無いとはいえそれでもそれを食べきるまでの間は美味しい、一旦そこまでを目標としてプレイし終わったらきっぱりやめるくらいでもいい、こんなゲームはね。目安としては3Dダンジョンのアウラゲートを50層までクリアする所だろうか、そこで各種資源を掘れるようになるとさらに罪の烙印10をオートでクリアできるようになるのでそこまで更に追加で遊ぶこともできる。他には公式の用意したデビルバスター極を遊んでみた所、正真正銘のエンドコンテンツでありよほど資源などを余らせていないと1ヶ月でもクリアは難しい、そのレベルまで行った人間がこのザマでもゴロゴロしてるのはメガテンの求心力故だろうか?

話を戻そう、当然だがこのゲームは悪魔を育ててそれでゲットした資源で悪魔をまた強化したり新しい悪魔をつくる、まずは悪魔がどのようにして強化されるかをおさらいする必要があると言える。

  1. 最大レベル…初期レアリティに関わらず、現状のレアリティと同じレアリティの悪魔をレアリティの数だけ捧げるとレアリティが一つ増える、これにより最大レベルが5が上昇するのでレアリティの基礎値と合わせてステータスが上昇する。
  2. 烙印…ステータスが上昇する、星6で狙ったオプション効果*3が付いているとなるとかなり入手が難しい。魔攻だけに絞って強化すれば倍近く変化するほどの振れ幅が出るため、強化の中でもウェイトは大きく現金ではどうにもならない。烙印の入手は重要な課題だ。
  3. 覚醒…序盤はまずこれから強化していくことになる、覚醒すると覚醒スキルの取得にステータス上昇もあり序盤の重要な強化の一つだ。*4
  4. 継承…アイテムを使うか同レアリティの悪魔(特に同じ悪魔)を捧げて得たポイントで悪魔からスキルを継承する、基本的にはスキル枠の左上のものが継承の対象になる。通常スキル3、覚醒1、継承枠2なので継承も順次行なっていくことで戦力を拡充したい。

以上の4点を効率的に抑えつつ手駒を揃えて各種コンテンツを攻略しアウラ突破を目指すわけだ、報酬は究極召喚札、こうなったら絶対召喚札寄越せよと思う。

まず1の最大レベルについては悪魔の数が必要だ。星3を星6にまで上げようとすると星3に換算して120体(星5なら20体)が必要となる、星2で賄うなら360体だ、非常に多いように見えるがある程度ゲームが進むと高位召喚札で出てくる星3は不必要になる、そういうのを積極的に星4にすれば良い。

またレベリングのお供カンバリは自身を転生させて星5まで上げると非常に効率の良い転生餌として機能する。カンバリの素材はアウラゲートで入手した星2悪魔を合体したり全書からの引き出しを利用しよう。こうなると究極召喚札や特殊召喚札で引いてきた要らない星4も同じように餌にできそうだが、要らない星4は耐性スキルを継承枠に持つ悪魔の作成に使うかさもなくば売却してカルマ*5にした方が良い、即ち星3×4としてみるよりカルマやMAG節約としてみた方が星3に対する交換レートが高いのだ*6

次に烙印、これの入手方法は主に三つ、ストーリーで拾う、アウラで拾う、罪の烙印で拾う。

烙印について復習しておこう、まずはメイン効果、上の画像で言う「決意」の部分、同じ種類の烙印を指定の数つけて効果が発揮する。次に部位、「足」の部分だ、全部で5種類つけれる。

次に青色の文字、メインオプションだ、部位毎に種類が決まっていて頭と胴はhpなどをプラスするショボい効果しかないが両腕と足はステを%で増やすことが出来る。烙印のレベルを上げる事に数値が1%ずつ増えるここを厳選するのが烙印厳選の第一段階だ。

最後に白文字のサブオプション、これは3、6、9、15レベルになる時に一つ追加される、全部で3種類までしか追加されず以後は既存のものが更に成長する、別に3種類未満でもダブって強化されるので数回サブオプションがダブった烙印はかなり強い、厳選の第2段階。

一つ目にまずはレア度を考えず烙印の種類を揃えとメインオプションをある程度狙ったものにする、これはストーリーで拾う分でも十分、そこからアウラで徐々に種類を拡張していく。アウラでも必要な分はかき集められるのだが罪の烙印にはいくつかメリットがある、一つは4種類しか落ちないので狙ったものが集めやすい事、次に罪の烙印でしか落ちない烙印がいくつかありその効果は強力だ。アウラ後半ではこの限定烙印も駆使する事になる。

まとめるとまずはアウラを進めつつアウラの新しい階層の敵やボスに困ったら罪の烙印を掘るなどしてみよう。

覚醒は特に苦労を要さない、ただクエストが1日に3種類は出現するので集めやすくなりドロップ率も向上した、また落とす霊子の色に応じた属性を*7メインに使用するのでそれらの属性の無効以上の耐性を持つ悪魔が非常に活躍できる、高レア悪魔の強みの一つである優秀な耐性が上手く活かされる良い調整だ。

継承については継承ポイントを稼ぐアイテムであるカサネのマガタマを恒常的に入手するにはデュエルに参加するしかない、一応戦闘訓練でも戦績ポイントは稼げるので基本はそれを利用しよう。

以上の4点で悪魔を強化していく、最後にメインコンテンツから得られる資源の種類をおさらいしよう。

  1. ストーリー…悪魔、経験値(重要!)、マッカ
  2. 罪の烙印…烙印
  3. ストレンジシグナル…霊子
  4. アウラ…悪魔、マッカ、MAG、烙印、魂魄

ストーリーとアウラを両輪で回せば基本的な資材は獲得できるのでまずはこれを進めよう、詰まった際は転生度を上げて突破するのが第一でそれがダメなら烙印や新悪魔育成を試そう。

イクリプスとジゴクパーク

月1で充当されるコンテンツ、そこそこ個別の報酬が豪華なのが特徴。イクリプスは使用できる種族が限定されており星1悪魔荒神が星4の状態で配られる、他の悪魔は高位召喚札で出た該当種族の星3悪魔や星2を星4くらいに強化するのが良い。終わったら星4悪魔を食わせて星5にしよう。ジゴクパークは5体編成と微妙なバトルルールが付与されている、基本はマカラカーンフェンリルなどで先行してオセなどの物理悪魔でごり押ししつつ、魔法悪魔で弱点を突くと良い。一部バトルルール用に後攻用に調整したシフト悪魔も持っておきたい。

有用悪魔

ここでは今や比較的リーズナブルに作れる星4悪魔*8や便利星3を紹介、1時期のログボでMAGが余っているフレンズのために簡単に作れる星5も紹介する。

  1. オセ(防魔)…終身名誉星3、物理無効とチャージと冥界波は物理無効や物理貫通が跋扈する終盤までは非常に頼りになる、貫通は敵としてもそうでないので烙印の集会には未だに無課金用候補としてあがる
  2. スザク…タルンダオートに異常な運と速で回避を担う鳥、メディラマで回復もできるぞ!耐性を無視するなら良ければいいのだ
  3. ミトラ(加護)…オートにするとマハジュブッパしがちな無能だが物理反射と覚醒スキルのフォッグブレスは優秀
  4. フェンリル(異能)…とにかく速い!一体入れるだけでBSが爆発的に伸びる初代スピードスター、継承スキルはカーン系や補助を入れよう、AIも補助傾向なので先手を活かして色々できる。
  5. パズス…高耐久とメディラマを駆使する救急箱。余裕があればディアラLを継承してみよう。
  6. スレイプニル…スピードスター候補の一体、特徴は魔攻が高いのでアウラ周回に便利なことだ、過去記事参照
  7. ヤタガラス…スピード悪魔の一体、物理回避を得意としつつ物理攻撃もこなす…が運は上の下程度、確率を伴う行動なのでやるならスザクなど完全特化が役割を遂行しやすいのも事実、しかしこいつはこいつで超有能だ。
  8. プロメテウス(異能)…高い魔法攻撃に異能のマカラカシフト、覚醒スキルの無限のチャクラ(mp回復量+1)などが強力、昔はデュエルでも見た。
  9. ツクヨミ…ほぼプロメテウスだがこちらは消費mpを1減らす、荒神にすればmp3でムドオンを連射する怪物と化す、物理耐性つければ耐性も強いのがプロメテウスとの相違点。
  10. ベルゼブブ…耐性・マカラカシフト、しかし運がゲロ低いのは明確な弱点
  11. アヌビス(異能)…無慈悲な一撃(弱点時ダメージ上昇)が様々なクエストに刺さる、アギやブフなどを適宜付け替えよう
  12. オーディン(異能)…グングニルが強い、物理無効が増えるまでは。
  13. ホワイトライダー…ガチャ限だが星4なので割と出る、ゴッドアローはアウラクリアまでの強いお供だ!
  14. ロキ…弱点時のプレス消費なしのトリックスターが有用、アヌビスと同じように運用しよう。

以下星5

  1. クー・フーリン(異能)…衝撃貫通
  2. ケツアルカトル(防魔)…物理反射とデメリットなしリカームドラ
  3. アリラト…貫通の無効化、アウラ40層以降のボスに刺さる。
  4. アマテラス(加護)…補助回復を高バランスでこなす女神
  5. コウリュウ…少し根が張るので絶対召喚札で出した星5から作ろう、万能を反射する五行思想は罪の烙印の難易度10によく刺さる、当然だ万能が反射されるなんて考えてない。

小ネタ

低威力魔法と高威力魔法どっちが強い?

基本的には前者だ、何故なら消費mpあたりの威力が高く、このゲームは初期mp分を使い果たせばあとは魔法のコストは自然回復分で賄う事になる、つまり使えるmpの量は限られているので例えば毎ターン4回復するとすれば3回の行動の内、アギダインなら2回+通常攻撃、アギなら3連続攻撃という風になる(AIの様々な制約によりオートではあまりこのような動きはしないのだが)。

この時威力はアギ3回の方が上だ、弱点を着いた回数が1回多く行動回数がその分増えるしアギダインの方はアタックを挟むのでそれがミスするなどのデメリットも考える必要がある。勿論高威力のメリットもある、最初の数ターンのダメージは明らかに高威力側が上だ、mpを溜めて一気に焼くなどする際にはこちらが有利、しかしオートはそんな事気にしないのとデュエルやクエストの2、3WAVEでは初期mpが10でない事もある、初期スキルは高コストでも構わないが継承スキルは特別の理由がない限り低コスト攻撃の方が柔軟性を高く保てる。

デュエルはどう変わった?

ランダムマッチの調整の成功の可否はともかくとして、ゲーム性自体は大きく変化したと言える。

昔のデュエルはゼロサムゲームに近い不毛な復讐合戦だ、戦闘を挑めば相手に復讐される、逆も然り、同ランクの勝負なら負けた時に失うポイントより勝った時に得るポイントの方が僅かに多い(上位陣は差し引き2程度の変化)上に格下に負けると復讐に勝っても差し引きマイナスだ、とことん上に登ることに苦痛をかけるスタイルだ。

対戦相手のパーティを見ておおよその戦術が読めるのでそれに有利なパーティをぶつける事で挑む側の勝率は100%に近い、パーティの地力もそうだが登りつめるには一捻りの工夫が必要だがそれが確保する遊びの幅はあまり多くない。

まとめるとプレイヤーが100%介入できる攻めには多彩な手駒が要求され、一方介入しにくい防衛は露骨な弱点があっても特定の敵が打ち取れれば万歳。

遊ぶ上で気分がプラスになる要素が少なくマイナスになる要素が多い、そんな状態でガチャ限を要求するインフレゲームを9ヶ月も続ければ恐ろしい結果になる。裏を返せば題材やランキングやガチャが射幸心煽る力だけでこのデカいマイナスを減殺して少しプラスくらいにできるのだ、すごい。

比べてランダムマッチ、再三述べるが細かいバランス調整は一旦抜きにしてもシステムは良い。まずランダムマッチを使用するとランク帯に応じてポイントにボーナスが入る、連勝時のボーナスも含めるとかなり伸びる。

つまり全体でのポイントが増えるのだ、ランダムマッチで来た相手に5回負けてもスタミナ5を復讐ではなくランダムマッチに投入すれば差し引きはプラス、全体で見てポイントが増えるので復讐合戦のストレスはない、超上位陣になれば話は別だが基本的に復讐は何も生まないのだ。

攻めパーティも様々な相手を倒せる性能が要求される、負けた時より勝った時のポイントの方が多いから勝率は5割くらいでもポイントは増えていく、まったり遊んでダイヤくらいまで行く分にはもう数々の手駒を最高の状態で揃え取っ替え引っ替えする必要はない。多少の傾向読みは要るが。

デュエル用パーティ

色々と種類があるがガチャ限を要求しにくくお気に入りを組み込めるのは威圧パーティと状態異常パーティだ、どちらも余った枠に火力を欲しているのでお気に入りの悪魔を脳筋にして敵をなぎ倒そう、デュエルに居るメンツはクソなのでデュエルはクソだがこの作業は気持ちがいい。

*1:メガテンは要は弱点がつければいいので組みやすいというのがある、そして細部での最適解を弾きだすのはAIの方が得意だ

*2:その代わり爆発的な入手をするための方法(チェスマラ)も消えた、平均値が同じなら張り付く時間が圧倒的に短く済む方が絶対に良いので問題ではないが

*3:魔攻、物攻、hp、状態命中、物理回避、物理会心、スピードあたりが強い

*4:余談だが星4以上の悪魔のアーキタイプを変更するアイテムが実装されたり、加護荒神のクソザコ覚醒スキルの変更、コスト-1など色々修正が加えられた、最初から気付けよと思わなくもない

*5:全書引き出しやアーキタイプ変更アイテムの購入に使う

*6:参考、星3の合体MAGが1万、星4が30万。売却で得られるカルマは10と300

*7:ニュートラル→緑→疾風、ライト→黄→破魔、ダーク→紫→呪殺、カオス→赤→火炎、ロウ→青→氷結

*8:アウラ26〜30fを周回しつつ満月も利用し1日5万MAGを貯めれば1ヶ月で結構作れるのでこの辺りが中盤攻略に妥当と判断した