げどう塾

ATLUS系ゲームについての忘備録

PQ2 解体新書 マクロ編

今回はPQ2の諸要素をバラして最適解に肉迫していきますよ。

pq2ってどんなゲーム

ペルソナと世界樹がコラボ…ではなくペルソナシリーズが世界樹の迷宮を舞台としてコラボすると書いた方が正確。戦闘システムへの世界樹の寄与はあまり高くなく、マップやショップのシステムに世界樹方式が採用されている。ゲームのマクロな進行は世界樹に準拠しているのだ、ので下のようになる。*1

ペルソナ4、5は期限内までにダンジョンを攻略するゲームである。*2そのため決まった回数のダンジョンへの挑戦で必要な資源を回収、やりくりするという流れになってくる、更にアドベンチャーとしてのパートもありダンジョンに潜るだけのゲームではない。

これに対し世界樹には時間と会話の概念がほぼないので何度でもダンジョンに挑戦する事になる、自然成長分(最初の突入で得た経験値)だけで常に敵より上回れるとゲームがあっという間に終わるので例えば敵を強くして経験値を稼がせる、金についても同じで序盤はアイテムや宿代だけで黒字がほぼ0か赤字になるなどしてダンジョンに何回もトライして徐々にしか生存圏を広げられないという形になる。

PQ2も基本的には世界樹同様何回もダンジョンに挑んでは徐々に歩みを進めて強化を繰り返す形を取る、どんなゲーム?などと題打ったがブログの趣旨的にストーリーには一切触れない、気になる人は筆者のtwitterでも見て。

お祭り開催拒否

pq2にはお祭りゲーとしての側面がある、とにかくプレイアブルキャラが多いのだ。ゲームとしての下地はあくまで此処に腰を据えねばならない、最大で24人程度のキャラを育てるプレイスタイルも想定したゲームバランスが要求されるし、遅れたキャラや新規加入キャラを育てるためのアイテムもある。

となるとさっさとクリアしたい汚いコアゲーマーの側としては"育てる人数を絞る"のがベストだ。ボス戦でパーティに相性の悪いキャラがいた時のみ、ベンチのキャラを成長させてそいつと入れ替えるなどしてとにかく育てる人数を絞る。

キャラを育てるのに必要なコストには装備を揃えるというのも当然勘定に入っているので、購入人数を絞ると金も余る。余ったお金で全書をフル稼働させれば更なる戦力増強も可能になってくる。

諸要素の意味

次は各種要素について必要なものを取り上げる、まずは映画館側から

ショップ…アイテムが買える、アイテムを売れる。店売りのアクセは基本的にヘボい。消費財はバフアイテムや蘇生アイテムや回復アイテム、逃走アイテムなど非常に便利なものが揃っている。品揃えの補充は適宜行おう、方法は

  1. 宝箱から売却すると品揃えが増えるアイテム(以下補充アイテムと呼ぶ)を取る
  2. 金の宝箱から補充アイテムを取る
  3. 特別上映の報酬で補充アイテムを取る
  4. 金の宝箱から宝の地図が出る→マップ上の旗マークの付いたマスでアイテムが拾える→そこで補充アイテムを拾う

ベルベットルーム…ペルソナの合体を行う、どういうペルソナが必要かは後編に回すとして此処ではイケニエ合体について触れる。イケニエ合体は文字通りで初回だけタダで行える、ブランクカードを消費してペルソナ毎に決まったスキルの継承もできる。

サブペルソナはレベルアップまでの経験値が多いので必要なスキルの獲得を早める使い方や継承を行う、問題はメインだ。特定のキャラを追いつかせるなら、成長の香を適切なタイミングで使用すれば良い、基本はジョーカーにガンガン突っ込もう。それには以下の理由が挙げられる

  1. 戦闘で取得したペルソナはスキル数が少なく合体に使いにくい、これらが溜まり枠を圧迫すると新しいペルソナの入手が滞るのでとりあえずジョーカーに突っ込みレベルを上げる。
  2. ジョーカーのレベルが上がれば作れるペルソナが増えるので結果として合体待ちのペルソナがより強いペルソナになる機会が増える。
  3. 成長の香でレベルアップする基準のレベルはジョーカーなのでこれを上げることは成長の香の数だけレベルを上げるのと原理的に一緒。

タダなのは初回だけで以後金がかかるので誰か一人を選ぶなら上記の理由からジョーカーになるというわけ。

マップ…本家に比べると相当ヘボい、踏破率100%になると金色の宝箱が開けられる、強いアクセサリや宝の地図などが入っておりとりあえずこれは開けるようにしよう。

特別上映…クエストのこと。得られる報酬は合体攻撃の解禁、特殊合体の解禁、補充アイテム、システムの強化になる。主な発生条件はダンジョン行き止まりでの会話、これもあるのでマップは埋める意味が非常に大きい。

システム強化の上映はダンジョンクリア後に解禁されるもので正確には特別上映クリア→ベルベットルームの住人とのボス戦をクリアすると解禁。総攻撃フィニッシュの経験値ボーナス増加や総攻撃で戦闘を終えた時にBOOSTを次の戦闘に引き継ぐなど優先順位は最も高い。と言ってもだいたい大事だが別に特殊合体はなくてもなんとでもなる、特別ボスに刺さるようなペルソナが特別上映で解禁されることがないのだ。

オタカラスポット…マップ上でアイテムが採取できる、敵が出にくいがアイテム量が少ないのと敵が出やすいがアイテムが多い二つの選択肢から選ぶ。後者を取った方が良い、敵に先制されるがレアシャドウが良く出るのでペルソナが回収できる、初太刀に耐えてペルソナを拾いに行った方が良い場面が大概だ。

探索用ナビのスキルで敵遭遇率やレアアイテム出現率が上昇する。遭遇率低下をつければまず敵は出現しないし出現率上昇スキル2種と双葉の"お宝スキミング"を組み合わせるとほぼレアアイテム(鑑定品)しか出ない。鑑定品はショップで鑑定をしてお金がかかるが場所によって非常に強力なアクセ(状態異常無効、経験値増加、属性吸収など)が手に入るしダブったり要らないものを売ればかなりの黒字になる、これは実際ツヨイ!レア素材も一切でないレベルで鑑定品ばかりになり、オタカラスポット限定のレア素材も存在するかもしれないが未調査、多分そんな面倒な要素はない。

アイテム所持枠…60まで、これの空きが多いほど探索可能な時間が伸びる。もちろんspが無くなれば買えることになるが戦闘での消費spをサブペルソナシステムを使って収支0に近づけ、回復用アイテムを買って持ち込めば最終的には枠をほとんど素材で埋めて買えることができる。素材が手に入らないのに探索を続けるのはあと少しで抜け道が開通できる時くらいだ、探索で得られる利益は常に最大化するのが重要。余ったものはショップに預けたり売ろう。

大体こんな感じ、後編では実際にどういうペルソナ、戦術で進めていくかを考察していく。

*1:補足:同じ色の字がそれぞれ対応関係にある、お金はペルソナに変換可能ではあるが

*2:3も緩いが毎月のボスに勝てるレベルに到着するのに期限がある